野党議席奪還へ 7党が最後の「協議」で結束
衆院選へ兵庫の選挙区 4分の3──9選挙区で「市民と野党の統一候補」
連帯兵庫みなせん+野党7党──協議を重ねて「一本化」
10月31日投票の衆院選公示まで、10日後に迫りました。市民と野党の共闘で政権交代をめざす活動を続けてきた「連帯兵庫みなせん」は10月6日、兵庫県内12の選挙区の4分の3に当たる9選挙区で「野党候補の一本化」が成立したと発表し、併せて「衆院選へ向けたアピール」も発表しました。
次期衆院選で与党・自公候補に席巻されている兵庫県内12選挙区で、野党議席を奪還するための立憲野党との協議は、一昨年2019年7月の参院選前から「候補者一本化」を求めて野党各党に働きかけ、県内の立憲野党6党と継続的に協議を重ねてきました。
連帯兵庫みなせんと野党との協議は、2016年から延べ33回におよび、この間2回の参院選と前回衆院選の3回の国政選挙を「市民と野党の共闘」として取り組んできました。
昨年秋の段階で、すでに9つの選挙区については政党間の話し合いもあって「事実上の一本化」が図られていました。
残る3つの選挙区については複数の政党の候補が競合したまま調整が難航していました。選挙まで3ヵ月になったころから、全ての選挙区での調整を待たず「事実上一本化できている9選挙区」を先行させようと政党とも議論を重ねて、9選挙区での「統一候補」発表に至りました。
国民と共産が競合している3区(神戸市須磨、垂水区)と、共産とれいわ新選組が競合している8区(尼崎市)は調整困難と判断し、当該の政党も了承したことから「切磋琢磨し野党の伸長をめざす」ことにしました。
野党候補を一本化すれば議席奪還が可能な“接戦区”である2区(神戸市兵庫、長田区)は、立憲民主党と共産党の中央での一本化調整を待つしかないと両党の努力に期待することにしました。
このような経緯を経て、8日夜開催した「市民と野党の協議」(通算33回目)では、新たな政治と選挙をめぐる情勢を分析、共有し、今後の対応も確認して選挙を「市民と野党の共闘」でたたかうことを誓い合いました。
連帯兵庫みなせんとともに6年間政治の転換を求めてきた皆さん、いまの政治の転換を求める広範な市民の皆さん。兵庫から市民の声を政治に反映する国会議員を一人でも多く送り出すために、大事な一票を行使しましょう。
投票権を放棄して、選挙に棄権するのは、現在の政治の継続を認めることにつながります。投票から、政治と暮らしを、私たちの未来を変えるスタートにしましょう。
2021.10.9
市民連合から、衆議院選挙用の選挙ビラ「選挙へ行こう」などのデータ5種類が届きました。
下記のURLから取り出して、自由にお使いください。