兵庫の野党議席奪還で、改憲勢力「3分の2議席」を止めよう

参院選で「暗黒の3年」を招かないために!

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 6月22日の参院選公示まで、1ヵ月足らずになりました。
 ウクライナ戦争の国際的な危機は極東アジアにも影を落とし、日・米・韓と中・露・北朝鮮などの間の緊張感を高め、9条改憲や日本の軍事力増強を目論む勢力が勢いを増しています。
 軍事力で平和は守れません。こうした勢力の増長を許さないためにも、今回の参院選は重要です。
 参院で改憲勢力に3分の2議席を許すと、向こう3年間は現在の政権が改憲や軍事力増強など「やりたい放題の3年間」を招きかねません。

 先ずは、私たちの力のおよぶ兵庫選挙区で野党議席を奪還することが肝心です。
 兵庫選挙区(定数3)は前回2019年、前々回2016年の参院選で、野党が候補者を一本化できないまま“共倒れ”し、6つの選挙区議席の全てを自・公・維新の改憲勢力に独占させています。
 お隣の大阪選挙区(定数4)も、同様に野党は共倒れし、8つの選挙区議席を自・公・維新の改憲勢力に独占させています。

 このため、「3度目の共倒れをするわけにはいかない」と、連帯兵庫みなせんは大阪の市民連合団体と一緒に「兵庫と大阪が連携し、両府県で棲み分けて野党候補を一本化する」ことを、各政党に呼びかけてきました。
 政党側は肝心の立憲民主党や共産党が「複数区では候補者調整しない」と繰り返し、それぞれ候補者を擁立し「勝利の見通しなき」選挙戦に入ろうとしています。
 とくに今回は昨年10月の衆院選の“後遺症”が尾を引き、中央での野党共闘の足並みが乱れて、過去2回の参院選で野党候補を一本化してきた32の「一人区」の多くでも野党共闘が暗礁に乗り上げています。

 このような状況だからこそ、候補者調整すれば議席奪還の可能性が強い兵庫と大阪での調整が求められています。
 連帯兵庫みなせんは選挙ギリギリまで「棲み分けによる一本化」を求めていきますが、実現しない場合にも兵庫県では当選可能性のある立憲民主党候補に支援を集中し、賛同する野党各党とともに「共同統一候補」として議席奪還実現へ全力を挙げていきます。
 公示日までの政党の動きにも注目し、「暗黒の3年間」をもたらさないように取り組んでいきましょう。

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