討論集会 “コロナ後”の政治と選挙戦略を考える
6月29日(月)13:30~16:30 神戸市勤労会館4階403号
新型コロナ感染症のパンデミックは、世界の感染者数が850万人超、死者は45万人を超え、途上国や新興国に感染拡大の中心が移っています。
国内でも感染者数が1万8000人に近づき死者も1000人に迫っています。経済対策を優先し規制解除を急ぐ政府は6月19日、全国の府県境を越えた移動規制を解除し、経済活動の再開への期待と第2波、第3波への懸念が交錯する状況を迎えています。
このような中で、2度にわたるコロナ対策補正予算を成立させて通常国会は6月17日に閉会しました。コロナ対策を審議するために大幅会期延長を求めた野党の要求に対し、国会での政権追及を避けた政権と与党の対応は、安倍政権への国民の不信を一層高めるのは間違いありません。
8年目に入っている安倍政権は、昨年秋以来噴出してきた首相の「桜を見る会」問題をはじめIR汚職、公選法違反による相次ぐ閣僚の辞任、黒川検事長人事問題と後手後手に回ったコロナ対策の失政、国会閉会と同時に始まった河井前法相夫婦の大掛かりな選挙買収事件による逮捕など、疑惑と不祥事、汚職のオンパレードの中で、政権の末期症状は極まっています。
連帯兵庫みなせんは、コロナ禍の状況から3月末からの活動を事実上休止していましたが、6月初めから本格的に活動を再開しました。1日の世話人会に続き、13日には「市民と野党の協議」を再開し、野党6党の兵庫県組織の代表と次期衆院選へ向けた12の選挙区のうち11の選挙区で候補者調整が進み、統一候補決定へ大きく前進したことを確認しました。
衆院議員の任期満了まであと1年余りになり、解散・総選挙の可能性も切迫してきますが、今年秋までに解散・総選挙があるかどうかは今後の新型コロナ感染症の第2波、第3波の動向次第とみられます。また、第1波のときのような経済活動をストップさせる対応が可能かどうかも微妙で、「医療崩壊の危機」が叫ばれながら抜本的な医療・保健体制の強化が図られないまま推移している懸念も高まっています。
こうした状況を踏まえて、連帯兵庫みなせんは6月29日(月)午後1時30分~4時30分にJR三宮駅東の神戸市勤労会館で、「“コロナ禍”と“コロナ後”の政治と選挙戦略を考える」と題した討論集会を開催します。次期衆院選へのコロナ感染症に対応する政策も必要になっており、コロナ後社会は政治、経済、社会の歴史的な変革を求める状況の中で、政治や選挙はどうあるべきかの議論も必要になっています。
集会は「拡大世話人会」の形を取りますが、野党各党をはじめ支援者・協力者などにも広く参加を呼びかけます。
なお、3月末に予定していましたが、コロナ禍で中止した討論集会「愛媛から学ぶ市民選挙の可能性」は、8月22日(土)午後1時30分~4時30分、JR神戸駅北の神戸市たちばな職員研修センターで開催することになりました。